久々更新2014年のこと
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「あけましておめでとう」も2回も書かずに気がつけばすでに2015年の10月である。
あっという間に時間は過ぎていくわけだがその間にいろいろなことがあるわけで
写真として記録された過去の断片をかいつまんで、、、



この年、関西のファッション雑誌「カジカジ」の1コーナー
プロデューサーの山野氏(http://ttyyworks.com)の誘いで
「contemporary」というスタイリングページのデザイナーとして1年間12回にわたって参加した。

時間に余裕のある時には撮影にも同行しモデル、カメラマンとののんびりと集中した時間を共有することができた。
ロケ地の選定や直感的な風景の切り取り方の妙が、作品の良し悪しに大きく左右されるわけで
集中力と力の抜き方、そしてなにより普段からの嗅覚が大切だと改めて実感した。



べつにどうする気も無いのだが貸しスペースやいろいろな物件を見てまわったりすることが多い
とくにこの名村造船所の建屋は好きだ。
光の入り方、天井の骨材の状態、床のやれ具合

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長崎によく行くようになった。
軍艦島などが世界遺産に認定されホテルなどは超満員
幸いにも船に寝ることができる環境なのでとても助かる。。。
ほんと外人観光客の多さは異常、一時のものでなければいいのだが日本全国とにかく宿が無い。

軍艦島のツアーガイドからきいて驚いたのだが、炭鉱夫の生活水準は低いものだと思っていたが
この軍艦島、テレビ普及率は当時10%以下だったのに対して島内はほぼ100%だったとのこと
スペースは狭いが、かなり近代的な生活を送っていたらしい。

地下数百メートルの炭鉱内部でどのような趣で作業が行われていたのかよく知らないのだが
島での超高人口密度な生活は厳しい環境だが少し楽しそうで希望に満ちていたのでは無いか

今はやりのタワーマンションが、いつかこの軍艦島のように廃墟化するのかと考えると
再生不能なものを人間は次々と作り出しては放置していくものなんだな。
まあ、この人間の醜態を「感じる」ことができるという意味では再生しているのですかね。

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レコードのカッティングは多くの方々からオーダーをいただいている。
ドイツのオーディオ雑誌や関西の情報誌なども取材していただき、ゆったりと運営
今年(2015)にはいってあらたなエンジニアの育成を開始
生産ペースを上げることで多くのダブプレートファンの要望に応えることができるよう
しっかりと確実に工房のレベルアップを図りたいなと

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あたらしいウェアブランド「kuaqe」が動き出したのも2014だ。
ゆっくりだがそろそろ販売開始できるのではと。。。

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とりあえず、、、
もう少し更新頻度を上げて整理していこうと思うのでこれからもよろしく
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小牟田悠介個展『Color Unfolds』への作品提供
 11月20日(水)から12月25日(水)まで台東区・谷中のSCAI THE BATHHOUSEで開催しております小牟田悠介個展『Color Unfolds』にてAUTORA FACTORY PLATE名義でグラフィックヴァイナルの共作「Brilliant EP」を展示しています。


音はJaQwa氏、絵は小牟田悠介氏。

小牟田悠介氏の今の作品は断面、折り目などに注目し表現しています。
JaQwa氏に誘いを受け彼の作品を見たのですが一目見て私の好きな表現の切り口であったし
何よりも私の作るグラフィックヴァイナルの表現としてこのダイヤモンドカットのラインを使う事で
音と絵のバランスがとても良く精度の高い物が出来ると思い参加することになりました。

ダイヤモンドカットの表から見たラインを無音部分としてJaQwa氏の楽曲を変化させ収録し
中心部分にレーザーで文字等を刻み込みました。



30枚限定で販売しております。

会期がクリスマスまでとまだまだありますので皆さん是非



メインの絵画、立体の展示、とてもすばらしいです。
まだ若くしてこのような名門ギャラリーで初個展を行うことになった小牟田悠介氏、今後もすばらしい作品作りを期待します。
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音で絵を彫る
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完成しました。
絵で音を掘る事に成功。

アナログレコードは音をカッターの振動にし溝を彫り込んだ物です。
その溝を針が走る事で振動に戻しそれを電気信号に変換してスピーカーに増幅した振動として送る事で音がなるという物です。

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で、
この溝
おとがないときはまっすぐの溝
音がある時はその音に応じた波になる訳です。

螺旋状に効率よく長い線を描くように作られたレコード盤ですから
その螺旋状に走る溝に音の強弱によって陰影をつける事で螺旋状の溝を面としてとらえ
絵を描く事が出来るのではないかと

で、
それを実現するには
描きたい絵を螺旋状に解析しその解析した絵の濃淡の数値を音として吐き出すプログラミングが必要です。

自分でMAX等をつかってあれこれプログラムしてみたのですが
どうもうまくいきません。
0.01秒の誤差も許されない処理のため
無駄な処理をしないシンプルなプログラミングが必要なのです。

そこで毎度お世話になっている
スターリーワークスの木村氏にプログラミングを依頼したところ
いとも簡単に(数時間で)作ってくれました。

「VINYL RECORD CUTTING GRAPHICS」

システムとしては簡単な事との事ですが
こういう処理はパソコンが無いと出来ないですね。
パソコンをより使いやすい道具として使うことが可能なプログラマー。
すばらしいです。

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ピピ・・・・・・ピピピピピピ・・・・・
という音が
〜〜ーーーーーー〜〜〜〜〜〜ーーーーー
という溝になり、、、

螺旋になり、、、、

綺麗な絵を作り出します。

うまくいきました。
ありがとう木村氏。

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アナログ盤を作る工房 AUTORA FACTORY PLATE
アナログ盤(レコード)はアナログ盤の溝にはりを落として針を振動させ振動を電気信号に戻しアンプで増幅しスピーカーから音を流す。

というものです。

カセット時代、録音機能のついたもので
じゃんじゃんダビングして音楽を楽しんでいた。
レコードはそうもいかない。

なぜならそのアナログ盤の溝をつくることが簡単ではないのです。

ってことで、手に入れました。
アナログのカッティングマシン。

AUTORAのメンバーになった私は音楽以外の部分の製作を行っている。
物質化に焦点を当て作ったAUTORA FACTORY
紙と石膏を使って作り出したCDジャケット
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木素材のナンバリング加工を施したUSBメモリー

そして次はアナログ盤を1枚1枚作っていこうと考えている。

アナログ盤は媒体としては頭出しなど圧倒的にテープより勝っていると考えている。

もちろんカセットテープのように簡単に録音していけるような物ではないが
1枚だけの自分だけの特別なレコードを作ることが出来る。

アセテートへのカットは素材として柔らかく加工しやすいこともあり
ダブプレートという愛称でよく知られています。
しかし、アセテート盤はカットしやすいその柔らかさから耐久性がひくいため
再生回数に制限があります。20回も再生すれば多くのノイズが発生してしまいます。
私たちの扱う素材はポリ塩化ビニル、つまり市販されているレコードと同じ素材にカットした物です。
つまり、再生可能回数は市販のレコードと同じということになります。
スクラッチにも対応した耐久性の高い1枚から作れるレコード
それを可能にしました。

私は去年の12月ドイツはミュンヘンより電車で2時間、車で1時間の田舎町
カッティングマシンを作る工房があるケーニヒセックヴァルトという村に行きました。


そこで2泊3日のトレーニングを行い
カッティングマシンの機械工学、カッティング技術を学び
カッティングマシンを購入し輸入しました。

帰国し1ヶ月かけて教えてもらったカッティング技術にさらに磨きをかけ
カッティングに適したマスタリングを山本アキヲ氏と試行錯誤し
CDとは違うアナログ盤としてのポテンシャルを生かす事の出来る音の関数を割り出しました。
もちろんまだまだ進化していく必要はありますが、この技術をAUTORAの音楽だけに使うのではなく
多くのミュージシャンやクリエイターの方達にも使っていただきたいということから
今年1月よりcompufunk recordsの奥にアナログ盤カッティング工房を作りカッティングサービスを始めました。
詳細はこちら
現在、カッティングが出来るのは私だけなので多くの発注には対応できませんが
(もちろん本業ではないので夜の少しの時間だけでの作業になります)
工房内でミュージシャンとリアルタイムで音の特性を探りながらカットするという事が可能です。
それがAUTORA FACTORYの新しい工房
AUTORA FACTORY PLATEです。


音楽が記録できるようになり
今はデータで簡単に音楽を楽しめるようになっています。
簡単に手軽に。
それはとても良い事だと思います。
私の作るアナログ盤は手間のかかる作業で1枚しか作ることができません。
だからこそ、聞く時にその思いを感じられる。
そう思っています。

物質は物質として存在する事、ただそれだけで存在価値があります。
自分の作った音、特別思い入れのある音、それをアナログ盤に記録し
レコードプレーヤーではりを落とした時。
音楽の楽しさを再確認できます。

音楽の物質化が行われた時代
そんな風に未来では現代を表現されるかもしれません。

そして近くにアナログカッティング工房があることで産まれる新しい価値観
それを育んでいければと思います。

アナログ盤にはデジタルで表現できる音との違いがあります。
その特性をカッティングの現場で知ることが出来る。
アナログのリリースを行っている、考えているミュージシャンにとって
テストの意味合いでのカットをする事。
大切な方へのプレゼントとして音楽を楽しむ事。
そして自分だけの特別な1枚を作る事。

すべては記録された音楽をより楽しむため
是非一度足を運んでみて下さい。
お問い合わせはこちらまで
plate@autora.jp

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デュッセルドルフ〜エッセン
 フランスから電車に乗りベルギーを通過しデュッセルドルフへ

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ここは世界的にも大規模なメッセが行われたりとかなり発展した地域。
ドイツの交通機関はとてもすばらしい。
切符は時間制で刻印を押してから料金に応じた時間内であれば
地下鉄、鉄道、路面電車、バスすべて乗り放題である。
車体のデザインもすばらしくしっかりとした作り。

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芸術面も進んだ地域なだけあり近代的な建物も多い。

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ライン川を散策した後川沿いのホテルにチェックイン。

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どこに行ってもクリスマスマーケットで夜はにぎわっている。
日本の屋台と同じでどこに行っても同じような物が売られてましたね。

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翌日、2時間ほど移動しエッセンにあるツォルフェアアイン炭鉱業遺産群を見に。

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ああ、、、カッコイイ。。。

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1932年に開かれたバウハウス様式の採掘坑「世界で最も美しい炭鉱」との評価を受けている。

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建築的に見ても技術的に見てもすばらしい。
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炭鉱内は自由に見て回ることができ、、、

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一部は博物館としていろいろな物が展示されている。

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敷地はとても広く全部見て回るには時間がないため主要部分のみ散策。
途中から雪が降って来たため帰路についた。

機能性を追求した時自ずと産まれる美しい構造は時が経っても飽きる物ではない。

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ミュンヘン〜パリ
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寝台列車で10時間
ミュンヘン〜パリへ移動
寝台列車はホテル代が浮くので結構お得ですね。
結構ゆっくり走るので普通に乗ってるよりも疲れないし旅行してるんだという気分にも浸れます。

パリについて早速友人のキム君に迎えに来てもらいパリを散策

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英語の達者なキム君、フランス語も勉強中で現在パリ在住
頼もしい!!!

 
パリは地下鉄があるんですがえらく臭いこともあり
ちょっと避けて自転車を借りる事に
町の至る所に自転車を借りたり返したり出来る無人ステーションがあって
どこで借りてもどこで返しても問題無し!
携帯アプリでステーションに何台あるかがリアルタイムにわかるシステムが導入されています。
とても良く出来たサービスです。おそらく行政がやってるんでしょうね。
事故やメンテナンスなど、問題はあるでしょうが
こういう取り組みを積極的に行うヨーロッパのやり方には学ぶべきところがありますね。

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とにかく観光を中心に町をぶらぶら


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ジダンの頭突き銅像がポンピデゥーセンター前に展示されてました。

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これも見ておきたい一つ

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今回の旅行で一番衝撃的だったザッター?というレバノン料理
生地にザッター?という香辛料のペーストを塗りたくって巻いただけなんですが
これが凄まじくうまい。
パリはとにかくいろんな国の人がいる
日本人もたくさんいるので日本料理屋も凄まじい数有り
日本でいう東京のような感覚。
安い物は安いが比較的物価は高い印象。
イタリアン、トルコとフランス料理以外の物を食べたが
ああ、、、またこのザッターが食べたすぎる。
どなたか大阪でこのレバノンのジャンクフード食べられるところあったら教えて下さい、、、
ってかこれは流行ります。少なくとも私は週2で食べに行きますから。
瓶詰めのザッターも売ってるみたいですね、、、ああ、、、食べたい。。。

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工事現場でよく見る風景。
廃材を上から効率よく下ろす為の物でしょうが
なんか可愛いですね。
ヨーロッパの工事現場は日本と比べ物にならないほどのんびりしてます。

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警察車両、LAND ROVERの特殊車両カッコイイですね。
なんかのんびりしてます。。。

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女子がキャーキャーいうてしまうらしい
パリで今人気のセレクトショップ
雑貨、服、家具、何でもそろっててレストランもある
巨大なセレクトショップ。

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ギャラリーもかなり多い
めぼしい物を何件か回ってみた。

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ギャラリーの内装もなかなかすばらしく。。。

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ARIK LEVYやってました。
ラッキーでしたね。とても良い展示でした。
小さな作品でも買えたらな、、、と思いましたが断念
アクセサリーの可愛い物が売ってましたがぐっとガマン


パリでショッピング
にご満悦の嫁、アルファロメオからパッシングをうけてますよ、、、
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夜とはいっても5時ごろ
エッフェル塔に登る為に西側へ移動

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凱旋門に向かうシャンゼリゼ通りはクリスマスマーケットでにぎわってました

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アイススケートのコース

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初めて見たコースタイプのアイススケート
結構面白そうですね。ただ広いところをぐるぐる回るより
こういう感じにしてくれてたら面白そう
でも、この木の柵の角とか日本だったら危ないという事で
保護ゴムつけたりで採算取れないんでしょうね。。。

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はい、エッフェル塔です。
1889年に建てられたんですね。。。
水圧式のエレベーターは今でも稼働していて感激
1889年ってことは日本の憲法が出来た年です。そりゃ驚いたでしょうね。
かなりの間世界一の高さを誇っていただけあって
展望台からの景色は圧巻

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この高さから見ると都市計画が強固なのでとにかくパリの町はとても美しく見えます
ルーブル美術館のあたりを中心にちょうどまねて作った新世界とおなじような道路網
巨大なこの整った都市計画がしっかりと守られている事
パリが美しいといわれる原点のような気がします
建物の中はこんな感じになってますが。。。

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これでもかというド派手な豪華さ
百貨店のツリーとドーム天井のパリっぽさ
貴族の買い物っぷりとアジア人のチャネル憧れの長蛇の列
百貨店に日本人専用カウンターがあり買い物には困りませんよという感じ

その後、フランスを離れ
電車でドイツはデュッセルドルフに向かいます。



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リヴァプール〜ミュンヘン〜ケーニヒセックヴァルト
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リヴァプールのホテル近くにあるリヴァプール大聖堂
朝、強風が吹き荒れるなか風に飛ばされそうになりながら中へ

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はい、すごいです。
外とは違い暖かい堂内。
凄まじく広い空間。

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外部は凄まじい威圧感を持ち
中に入るとこの安心感。

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小さなビルはすっぽり収まってしまう巨大な空間。

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ステンドグラスは強風でもびくともせず。
すきま風も無い。

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天井の構造。
日本とさほど変わらない大きさのイギリスですが
圧倒的なエネルギー量。

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朝早かったこともありほとんど貸切で大聖堂を見学することができた。
ワンコは基本的にリードついてないです。
ちゃんとご主人について行きます。

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その後、アルバートドッグへ
この日は本当に風邪が強く、ドッグ内もなかなかの波。
横にあるテートリヴァプールを見学

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リヴァプール美術館は町の歴史等を紹介していました。
とにかく本当に風が強くヘトヘトに。。。

町にはとてつもなく大きなショッピングモールがあり
大勢の人でにぎわっていました。

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ドイツはミュンヘンにeasyjetで移動。
空港近くのホテルに泊まり翌日ミュンヘンの中心部にあるレジデンツを見学。
とにかく腹一杯すぎる贅沢ぶり。。。

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宮殿の中に石で作られた教会
細工がとにかくすばらしい

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これでもかと部屋、部屋、部屋で全てが何か豪華なもので覆われているわけ

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銀食器も腐るほどあります
このような中世の豪華すぎる建物はそろそろ飽きてしまった。。。

その後、今回の旅の重要任務
カッティングマシン購入の為にミュンヘンから電車で2時間半
ケーニヒセックヴァルトという田舎町へ

カッティングマシンを制作しているウルリッヒ氏がアウレンドルフという駅に迎えにきてくれた。
車は私の持っている車と全く同じ車種
そんな話をしながら40分ほど何も無い畑なのか平原なのかを走る

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ドイツの田舎道は直線でなく緩やかなカーブになっていて走っているとどの方向に走ってるのかわからなくなってしまう。。。

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ケーニヒセックヴァルトの町外れ
大きな作業場が2棟
ウルリッヒ氏の営む「vinylrecorder」である

すぐにカッティングマシンのデモンストレーションを行ってもらう
カットしてもらうのはAUTORAのMAMBA WALK
音の再現性を確認してほしいとの事なのでおそらくココ最近一番聞いている曲を選んだ

すばらしい機械である
購入する事を決め明日一日トレーニングする事が決まった

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ホテルに移動し今日はゆっくり休むようにとのこと
用意していただいたホテルは実にアットホームなホテル
というか、この町にホテルはココ一件
小さなスーパー(日本のコンビニよりも狭い)が一件とガソリンスタンドが一件
ビール工場が一件、後は民家
その中心部を離れるととにかく畑が広がっている
関西でいうと丹波篠山辺りの集落といったところでしょう。

夕食はドイツの伝統的な料理であろうコース料理
とにかくうまい
野菜も肉もおそらくこの土地のものであり
人も皆とても優しい
私たちが夕食中、隣の席で4人のおじさん達が賭けトランプをしていた
おくの部屋でも何か盛り上がっている様子で
村に一件しか無いホテルの食堂は村に一件のBARでもあると行った感じ

明日からのトレーニングに期待と不安を感じながら就寝

翌日、9時からとにかく練習
私の英語力は幼稚園レベルの会話すら出来ない状態
一応専門的な事なので単語をなんとか拾いながらとにかく必死に話に集中し
練習練習

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一つ一つ手順をマスターして行くと同時に
やっては行けない事、なぜやってはいけないか
出来ない事、なぜ出来ないのか
徐々に理解が深まってゆく

向かって右側がウルリッヒ氏、左側は相方
夜10時ウルリッヒ氏からのOKをいただきなんとか終了

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その夜、1時間ほど車で行った村にあるバーの機械を直しに行かなければならないとのこと
何の事かと思うとこんな機械をまだ現役で使っているバー
というか、ここの田舎ではどこでもあるとの事
ウルリッヒ氏はこの機械も全て治すことが出来る
本当にすばらしい方だ
ミュンヘンへの帰りの電車の中で
ふとウルリッヒ氏とはメールのやり取りは今後も続くであろうが
もう一度会う事があるのかどうかと考えると
何とも複雑な気持ちに
ドイツの片田舎でニッチなカッティングマシンをほとんど自分たちで作り続け
世界各地の購入希望者の為に送り迎えをし教えジュークボックスを直し

本当にすばらしくカッコイイ方でした

ミュンヘンに戻ってきた後

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バイエルンミュンヘンの本拠地を見学

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ド迫力
このような規模のフットボールスタジアムでぜひとも見てみたい。
次回は奮発して試合を見てみたい

その後、寝台列車でフランス、パリに移動

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取り合えず今日はココまでにしておきます。

おやすみ!!!


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マンチェスター〜リヴァプール
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とにかく電車のダイヤがすぐに乱れる。
乱れるので少し気がめいってしまう。

基本的にバリアフリーレスという事なので宿泊地を移動する時の荷物の運搬が一苦労だが
嫁の荷物は積極的に紳士の方が手伝ってくれるのでとても助かっている。

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マンチェスターは晴れ!
この旅始まって初めての晴れである。
ガイドブックにはほとんど晴れの日の写真が載っているが
アレは間違いですね。
年間の天気を平均的に写真にも反映すべきです。
雨だ、晴れだといってもそれぞれの良さがあるが
写真が晴ればかりだとどうもがっかりしてしまう事が多い。
まあ、綺麗に見せる必要があるのだが曇りの日の写真も小さく出いいから載せてほしい。

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この旅2回目の他人とともに過ごす時間。
CLOSERでお世話になっている英国新進気鋭のブランド「Casual Connoisseur」のトムとダン。
この二人は双子だった。
しかも私と同じ1980年生まれ。
私よりもずっとしっかりして頼りがいのある方達。

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会うまで知らなかったわけで少々驚いた。
英語が苦手な私にがんばって話をしてくれる。
ホントこういう時に英語をもっとはなせたらとつくづく思う。
会話の半分も理解できていない状態だったが
私の「床屋に行きたい」という無茶な要望にも応えてくれた。

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イカした床屋でスタンダードなヘアースタイルにしてもらう。
どうも旅に行ったらその先で散髪をしたくなる癖がついてしまったようだ。
13ポンドと日本と比べたら技術的にもとても安く大満足である。

その後、店巡り



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「oipolloi」を紹介していただく。
見せ方、店の作り、品揃え、英国の一枚上手なカジュアルファッション。
店ある場所の雰囲気もよく、夜にもう一度近所を訪れたが「若すぎない若者」でにぎわっていた。

少しばかり土産の品を購入。



その後、
昔アメ村にあった無国籍百貨のようなビル「Afflecks Palace」にも案内してもらった。
ここにある彼らの友人の店で土産の品を購入。
「Closer Than Most」



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そして「RAN」
靴の品揃えも多くコチラもすばらしい店舗。
後に移動するリヴァプールにも店舗が有り明日一足買ってしまうかもしれない、、、

コチラがリヴァプール店(看板しかとってない、、、)

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その後昼食を食べに徒歩で移動。
途中にも飽きないようにいろいろと観光スポットを回ってくれているようだった。


朝、パンを食べただけなので腹が減っていたのでガッツリ注文。
しかも、ごちそうになってしまった。
絶対にいつか日本に来てもらわないと。

その後、昼食時に話していた音楽の話から「Haçienda」が近くだということから

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そうね、、、マンションになってしまっている。。。
でもうれしかった。まさかHaçiendaに行けるとは思ってなかった。
音楽が気になった思春期に知る事となったこの箱、ムーブメント

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運河に面した壁面にはずらっとハシエンダの歴史が刻まれている。
有名なアーティストの名前が羅列しているのを見ると
本当にマンチェスターは面白いところだなと痛感。
大阪にもにたような風がふくと楽しいだろうなと。


ヒルトンホテルが入っているマンチェスターで一番高い?建物。
ガラスとレンガの対比が気持ちいいですね。

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4時半、既に始まってしまいました。
私たちだけでなく普通の仕事帰りの方々も、、、
というか4時半に終わるって何とも、、、

高校生と変わらぬ雰囲気で玉突きを楽しむ人たち

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2件周り7時ごろ別れた。
私がもっと話せたらもっと遅くまで楽しめただろうに。。。

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翌日、マンチェスターユナイテッドの本拠地Old Traffordに向かう。
土曜日のためスタジアムツアーは行われていなかったのですが
とりあえず雰囲気だけでも見ようとさらっと見てきた。

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香川選手の影響で日本人の多い事、マンチェスター中心部ではほとんど見かけなかったのに
開始までまだ時間があったからか、20人に1人ぐらいの割合で見かける。
とにかく世界一ファンの多いクラブなだけありますね。

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ちょっとうろうろして土産物屋をのぞいてみたもののめぼしいものが無く退散。

リヴァプールに移動。

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宿泊地のすぐ横にあったのでのぞいてみた。
Metropolitan Cathedral of Christ the King
モダンな教会である

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1959年に作られたらしいんですが
えらくモダンな建築です。
思った以上に楽しめました。

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Audiがスポンサーのスケートリンクがあったりとにかくでかすぎるショッピングモール。

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「世界初の中華街」があるとのことで晩飯は中華に決定。
どこに行っても変わらない中華料理の底力に感動。

明日イギリスを発ちます。

とりあえず元気、そして楽しんでます。
明日ドイツはミュンヘンに移動し重大な任務に向かいます。

イギリスの一番の思い出になるであろうトムとダン。
本当にありがとう。
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ロンドン〜バーミンガム〜マンチェスター
ロンドン〜バーミンガム〜マンチェスターと移動しました。

まずロンドン。

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繁華街はクリスマスムード一色。
色彩感覚がいいですね。
でも雨ばかり、、、

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大英博物館に向かう時に大学生のデモにであいました。
学生の数と同じぐらいの警官が待機してましたがどちらも予行演習みたいな雰囲気がしましたね。

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でました。大英博物館。
世界中から集められた財宝を収蔵している巨大博物館。

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惜しげも無く詰め込まれたエジプトの財宝。
ミイラもたっぷり展示されていてなんだかどれが貴重な物なのかよくわからない感じ。

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日本からも企画展として教科書でみた事のある縄文土器が!!!
このクラスの文化財が無料で見られるのはほんとにすばらしいですね。

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日本のコーナーも相当充実。
日本の博物館よりも展示方法がよくじっくり見ることができた。
写真も撮り放題。


お気に入りはなすびの中に富士と鷹が彫り込まれた縁起たっぷりの根付け?
もう片一方に鷹が彫り込まれていました。
ふつうに欲しいです。

美術館はとにかく無料ばかり。
ふらっと入ったところに人体の輪切りを発見。
これは大阪にも来てましたね。

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ノッティングヒルにもいったんだけど雨風がひどくて写真は無しです。
雨宿りで入った店がとてもおいしかったのでイギリス地獄のシェフ説は間違いと判明。

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その後、バーミンガムに移動。
ダイヤの乱れで2時間のところ4時間近くかかるというお約束を体験。



バーミンガムの中心地、ホテルの目の前の通りでは毎晩盛り上がってる様子。
サンタ親父がカラオケを熱唱、盛り上がりまくってました。

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バーミンガムなんて何で行くの?と言われましたが
これが見たかったんですよ。

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Future Systemsのデザインした銀色のツブツブ!
Bullringっていうショッピングモール。
モールの中には興味は無いがこの外観、見てみたかった。

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思った以上に大きくて気持ちがよかった。
すぐ横に苔むした教会があり、その対比もまたすばらしかった。
景観は質感の違いで崩れることはない。
美意識レベルの違いによってのみ崩れる。

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市場もあったりとロンドンよりもたのしめた印象。
ロンドンが東京だとしたらバーミンガムは名古屋とかそんな感じなのだろうか
町の大きさも私の旅行にはちょうどいい感じだ。
重工業で栄えた町というだけあって重厚。

町には運河があり水位はギリギリです。

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普段なら暗くて陰気な高架下にもこんなお遊びがあります。
世界を制した強国。さすが余裕がありますね。

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景品まででかすぎます。なんか流行ってんのかなこのバナナ、やたら見ます。
こういう商売は世界共通ですね。子どもは皆同じです。

今日明日とマンチェスターを満喫してきます。
時間があればスタジアムツアーとかもいこうと思ってます。



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旅行、ロンドン
ロンドンにいます。
いまコチラは朝の5時半ごろです。

2週間ちょっとの長期旅行です。


ロンドンは思ったより寒くなく過ごしやすいです。



ホテルを取っているリヴァプールストリートからはノーマンフォスター氏の「ガーキン」が見えます。
彼の作品は挑戦的な構造が多いだけにいろいろといわれることもあるみたいだけど
やはり面白いものを作るということはこういう奇抜な構造も大切な要素の一つですね。


金融関係の贅沢なオフィスビルが立ち並ぶ。


この手の古い物もそんなに派手さは無いと感じます。



なかなか衝撃的だったのはこれ
鉄骨で両サイドの建物を支えている。
一時的な物だがこういう方法があるんですね。
日本でも見た事あった気がしたけど石造りの建物がごっそり無くなっている姿は
空間が抜け落ちた感じはより強く感じますね。
ロンドンでもこうやって少しずつ古い建物は消えて行くんですね。


この手のアート関係もいろいろとありますね。
Banksyの作品は見つけてないですが
そこら中にアートギャラリーが有り生活においての美意識の必要性が高い事がわかります。


首都だけあってとにかく物が多い。
高級ブランド店、大型デパート、ユニクロ、H&M等の量販店
円高ではあるが若干高く感じることもあり買い物はスルー
イギリスならではのお土産を明日ちょっと探してみます。

飛行機に長時間乗ったんで陸酔いがまだ続いています。
17時にはほぼ夜の明るさのため時差ぼけも思いっきりくらい
19時ごろに寝てしまい3時ごろに目が覚めるというミス。

明日はバーミンガムに移動し、銀色のツブツブを拝みたいと思います。
その前に時間があったらHACKETTの中にあった床屋でイギリス紳士風にカットしてもらおうかなとも。。。
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